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和来日記:2003年3月24日(月)

【アメリカとイラクの戦争から思うこと】

 私は昨年末に今年の世界情勢を次のように占いました。

   
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  2003年の世界情勢は、 対話を通して国家間の相互理解や 信頼関係を構築しようとする動きが強くなりそうです。

 また、イラクのフセイン大統領や北朝鮮の金正日総統など、 国家だけでなくその国のリーダーの人格や人徳がクローズアップされる年となり、 私生活も話題になりそうです。

 国家間の交渉では、 過去のいきさつが複雑に絡んで不信感や猜疑心が根深いものとなっているため、 「相手国を本当に信じて良いのかどうか?信頼するに足る指導者なのか? 本当に約束を守れるのか?」 といった不信感を解消していくことが課題となるでしょう。  国家間の交渉は、 何度も繰り返し相手国の真意を確認するための忍耐強いプロセスを経ながら、 お互いに少しずつ歩み寄っていく方向に進んでいくでしょう。

 日本国としては諸外国に外交の主導権を渡したり、 依存するのではなく、 今の世界情勢の中でいったい何が出来るのかを政府自身が見極め、 責任を持って素早い行動に打って出ることが求められるでしょう。


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  この占いは途中まではあたっていたようですが、 残念なことに、先週、ついにアメリカがイラクに空爆を開始しました。

 国連安保理では各国がイラクに対して、 大量破壊兵器の査察をもう少し続ける方向で話が進んでいたようですが、 アメリカとイギリスは強硬手段に打って出ました。  今回のイラク攻撃に対しては、「なぜ今なのか?」という疑問が多く、 多くの人たちが国連での話し合いによる戦争回避を願っていたと思います。  しかし、戦争へ突入したことで国連の無力さを感じ、 また残念な気持ちで一杯ではないでしょうか。  世界中で反戦運動が高まっています。

  この戦争は大量破壊兵器の破棄だけでなく、 フセイン政権を打倒し、 新たな政権を樹立させるのが目的ということです。  こうなるとイラクのフセイン大統領も命がけで徹底抗戦するでしょう。

  ブッシュ大統領はキリスト教の神をフセイン大統領はイスラム教の神を それぞれ信じ、お互いに相手を悪と呼び、この戦いを聖戦と呼んでいます。  果たしてこの戦いに本当に神が味方するのでしょうか?  私には、お互いに神の名を語り、利用しているようにしか思えません。  最後はどちらにも神の審判が下されるのではないでしょうか。  どのような審判が下されるかは、 その言動に真実があったかどうかによると思います。

  サダムフセインという人が これまでどれほど残忍で非人道的なことをしてきた独裁者であるかを 外国からはよく見えても、 イラク国内ではわからない人も多いのでしょう。  独裁者の多くは自分に絶対的な権力を持たせるために、神の名を讃え、 あたかも自分が神の代身であるように振る舞います。  そうして、国民を洗脳教育し、神のように崇められるようにするのです。  まじめで信仰心の篤い人程、騙されやすいかもしれません。  信仰心と愛国心が一緒になって独裁者のために忠誠心を誓うようになります。  中にはフセイン大統領のために死んでもよいと思う人もいるでしょう。  イスラムの兵士の中にはその信仰心のゆえに死をも恐れない人がたくさんいます。  信じるものは強いのです。 そう簡単に降伏はしないでしょう。  この戦争が泥沼化することは避けられないと思われます。  多くの市民が巻き添えになるでしょうし、戦死者もたくさん出るかもしれません。  イラクの人たちがフセイン大統領は神でもなんでもないと気づいてくれれば良いのですが。  彼を守るために命を落とす必要がないことに気づいて、 早く投降して、この戦争を終わらせて欲しいものです。  そして、民主的な方法で戦後の復興が為されることを願います。

 今まで人類は人種だけでなく宗教やイデオロギーの違いから、 利権を奪い合って戦争をしてきました。  そして、過去の多くの戦争から私たち人類は多くを学んできたはずです。  戦争は勝っても負けても大きな心の傷が残ることを知ったはずです。  愛する家族や友人を失うことの悲惨さを知ったはずです。  戦争は新たな悲しみや憎しみと利権争いを産むだけで 本当の解決にはならないということを知ったはずです。

  まだまだ人類や国家は利害や損得で動いていますが、 これから進んでいく方向があるとするなら、 多民族が安心して共存できる国づくりや世界づくりだと思います。  国家や民族の宗教や考え方に違いがあったとしても、 侵略したり、迫害したり、強制的に改宗させたりするのではなく、 お互いが相手の居場所を認めながら、 共存できる関係を築くことではないでしょうか。

  そういう世界や国家の関係を築くためには、 国連のあり方を根本的に見直す必要もあるでしょうが、 まず、私たち一人一人の意識が変わる必要があると思います。 妬みや嫉妬、過分な欲望、偏見や闘争心など心の内から 沸々と湧いてくるものを自制しなければならないでしょうし、 お互いに気持を共有できるように努力することも必要でしょう。

 自己中心的で独裁的な人間が一人いるだけでも調和や秩序は崩れます。  ブッシュ大統領は「ならず者国家」と呼んだりしていますが、 ならず者が独裁している国家のことなのでしょう。  ならず者が悪さをしないようにするために法律があっても、 これによって秩序を保とうというのにも限界があるようです。  平気で法律を破る人間や国家があるからです。  例え武器を持たない平和な国を築いたとしても、 他国によって侵攻されないという保障はありません。  残念ながら今はまだ力による抑止が必要なのです。  武力行使という選択肢を必要としない時代が 早く来て欲しいと思います。

  心配なことは、世界中で凶悪犯罪が増え、低年齢化していることです。  特に先進国の大都会に犯罪が多いのは、 物質的に豊になっても心が満たされていないからでしょう。  私たちの心の貧しさや愛の枯渇もこれからの大きな問題です。

  風水は自然との調和の仕方や全ての生命との一体感を説いています。  そのバランスが崩れた時にトラブルが生じるとも言っています。  自然と共存するのを忘れて、自然を破壊すればするほど 人間は孤独で不幸になると言えます。  今まで人間は生活の豊かさのために自然の秩序を破壊して来ました。  いつの間にか自然界の、ならず者になっていたのかもしれません。  地球にも生命があります。  地球や自然と仲良くすることが、 孤独感を埋めて、他者との一体感を取り戻す方法かもしれません。

 あなたも自然の中でゆっくりと自分の生き方を見つめてみませんか。

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