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| 和来日記:2001年9月22日(土) |
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【最近おかしな?仕事が増えている−その1−】
最近仕事の依頼が増えているのですが、あまり喜べない気持ちです。
なぜなら、依頼される仕事というのが霊感で家相を観るというN先生に 間取りを観てもらった方たちが「何とかして欲しい」といって
駆け込んで来られるからです。
N先生とは会って話をしたこともないし、 本を読んだことがあるくらいのことなので、
私には善いとも悪いとも言えません。
しかし、あまりにも多くの人が悩んで救いを求めに来るので私も困っています。
相談者はN先生に脅されて夜も眠れない状況です。 極最近いらっしゃったAさんとBさんの話をしましょう。
《とても住めない吉相の家》
N先生のところで、家相を観て貰ったAさんが血相を変えて私の事務所に やってきて、「いくらお金がかかっても良いから間取りをチェックして欲しい」
と頼まれました。 設計申請の認可のおりた後だったのですが、家相が気になってN先生に
見せたところ、「この間取りだと娘が不良になる」と言われ、 半ば強制的に「この間取りにしなさい」と図面に書き込まれたそうです。
Aさんは床の間を作らないつもりでしたが、床の間を作らなければならない と言われ、その場所を玄関入って右側に下駄箱と向かい合うような形で
書き込まれました。 また、Aさんは玄関に靴が散らからないように天井まで届く ような下駄箱を考えていましたが、向かい合う床の間より低くしろと
言われました。 さらに、水周りもこのようにしなければならないと 書き込まれた図面は、一部屋犠牲になる間取りであっただけでなく、
もう一度設計申請しなおさなければならないものでした。
その他、仏壇の上を人が歩いてはならないということで三階に予定していた 琉舞道場をニ階に持ってこさせ、一、二階を内階段でつなげていた二世帯住宅を
一階と三階に分けさせ、生活する人の使いよさを全く無視した変更をされたそうです。
ご主人は「N先生の言うことはメチャクチャで納得できないし、 書き直された間取りでは生活できない」と思ったのですが、
娘が不良になると脅されたものですから、 悩みに悩んで二日間眠れなかったそうです。
設計士に相談すると、「どうしてもこの間取りが良いと言うのなら、 図面の書き直しはいくらでも出来るけれど家相や風水を観る先生は
他にもいるから一人だけの意見で決めないで他の人の意見も聞いてみたら」 と言われて、私の事務所を訪ねて来られたのです。
N先生は建て主の希望も設計内容もよく聞かないで、 たった30分かそこらで判断したそうですが、
書き直された図面を見て私はびっくりしました。 前に相談に来られたBさんがN先生に観てもらったと言って
持ってきたことのある間取りと全く同じ間取りが書かれていたからです。
N先生はどんな人が相談に来ても、いつも同じ間取りしか言わないようです。 それ以外の間取りは全て凶となってしまいますので、
相談者のほとんどがワンパターンの家相に設計変更を余儀なくされます。 変えなければ家族の身に大変なことが起るのです。
家相を観てもらった人たちは、自分たちの夢をあきらめてワンパターンの 間取りにするか、逆らって自分たちの好きな間取りにして、
家族の身に起こる不吉な予言の不安を背負いながら暮らすかの 二つの道しかありません。
「風水も家相も一つの間取りだけが吉で、 他の間取りは全て凶ということではありません。
住む人のライフスタイルに合わせていろいろな間取りが考えられるはずです。」 と私が話すとAさん夫婦も希望が出てきたようです。
《恐怖に怯える引越し貧乏》
マンションを買いたいが風水を観て欲しいとCさんがいらっしゃいました。 よく話を聞いてみるとCさんは書店でN先生の本を読み、
アパートの間取りが気になりN先生の所に相談に行ったそうです。
「今のアパートに住んで二年もすると夫がブラブラしたり夫の命が危ない」 というようなことを言われたそうです。
ちょうど義父が亡くなったばかりだったので、 その言葉は頭に焼きつき、二年を待たずして引越しました。
N先生の条件になるべく合わせたいと思い、借家に越したのですが、 今度は「この家に住んで二年過ぎるとあんたの足が悪くなる」と言われて
しまいました。 ちょうど相談した時には転んで足に怪我をしていたので、 またまた頭に焼き付いてしまいました。
そして、二年目が近づいてきたのでまた引越さなくてはなりません。
Cさんは疲れきった表情で「これまでに5回も引越ししてきたので、 引越し貧乏になってしまいました。 もうこれ以上引越しを繰り返すのは
疲れました。 マンションを購入して落ち着きたいと思っていたら、ラジオで 和来先生が風水鑑定の仕事をしていることを知り、話を聞きに来ました。」
と語ってくれました。
「家相が悪い場合でも対処方法はいろいろあります。 決して道は一つではないのです。・・・」
と今までの私の体験談をお話するとCさんの顔色が明るくなってきました。 幸せになるためには恐怖や不安をまず取り除くことが大切だと感じました。
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沖縄には家相や風水を観る先生は他にも何人かいらっしゃるのですが、 他の先生の所に行ってよくなかったと言ってくる人はめったにありません。
私はN先生についてよく知らないので何とも言えませんが、 相談に行った人の多くがこれほどまでに悩んでいるのには驚きました。
風水をよく研究している設計士のDさんに至っては 「Nさんの言っていることが本当か嘘か公の場で対決してもよい」
と言っているぐらいです。
霊感だけで鑑定するやり方は、指導する側も受ける側も慎重にしてもらいたいですね。
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