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::: 秋の気配 :::

2007/09/18

inaho
秋の実り

 猛暑の夏が続いていましたが、出雲では少しずつ涼しくなってきました。地球温暖化のせいなのか、地球全体で異常気象が増えているように感じます。暑い所、寒い所、雨が降り続いている所、雨が全く降らない所など、地域差がはっきりしてきているようです。

 今年の前半は、沖縄出張だけでなく大阪や東京への出張も多かったです。出張が多いとどうしても落ち着きません。ストレスもたまります。そこで、今年に入って、とても良いストレス解消法を見つけました。それは三線です。最初はビギンの曲などポップスを弾いていましたが、だんだん琉球民謡を弾くほうが楽しくなってきました。

 琉球民謡はウチナーグチで歌われているので難しいのですが、わかってくるとその言葉の深みや重みが心の中に染みて来ます。琉球独特の音階と音色、それにゆったりとしたリズムと歌詞。弾いているうちにいつしか癒されて、気持ちがスッキリしてきます。沖縄の民謡には昔の人々の暮らしや風習、感情、教えなどが唄われていますが、沖縄の風水にまつわる歌もあります。『豊節』には「栄えてゆく村の風水のすばらしいことよ」という意味の歌詞があります。
 
 まだまだ残暑が続くようですが、暑い時には琉球民謡のCDを聞きながら、ゆったりとした気持ちになってみるのもいいですよ。特に、昼寝におすすめです。最近は安い三線もありますので、三線を買ってきて自分で弾いてみるととってもいいですよ。私は、沖縄を離れて余計に沖縄のことが好きになってきました。

 8月は沖縄にいる期間が長かったのですが、最高気温は、本土のほうが高かったですね。ただし、沖縄の陽射しの強さは比較になりません。ちょっとでも日に当るものならすぐに日焼けします。沖縄で生活する場合、余程風通しの良いところでなければ、コンクリート住宅ではクーラーが無いと生活できません。

 私の家内の実家は、それまで25年近くコンクリート住宅でしたが、自然に合わせて暮らしたいという願いもあって、今から7年前に木造住宅を新築しました。在来工法である軸組み工法と2X4工法を融合させて、開放空間に強度を持たせ、土地に1トンの炭を埋め、床下には2トンの炭を敷き詰めました。以前の住宅に比べて、ずいぶん夏涼しく、冬暖かな暮らしになりました。

 今年の夏も日中はクーラーをつけずに暮らしていました。沖縄の夜は、本土と異なり気温があまり下がりません。気温25℃以上の蒸し暑い日(熱帯夜)が続きます。そのため、夕方からクーラーを入れる生活をしていました。

hana
秋の花

 一方、出雲の住宅は、古民家を再生した木造住宅です。大きな吹き抜けと南北に大きな掃き出し窓を設けた開放的な間取りで、耐震補強には壁ではなくヒノキの格子組みにを使いました。そのため、家の中を風が通り抜けてとても涼しいです。今年の夏はクーラーを使いませんでした。風の無い日でも、扇風機で十分でした。

 夜は窓を開け網戸を閉めて眠ると、ひんやりと涼しい風とともに秋の虫の鳴く声が聞えてきます。まるでキャンプ場の山小屋の中にいるような気がします。子供の頃、まだ、クーラーや網戸など無い頃、雨戸を開けて蚊帳を吊って寝ていました。その時も秋の虫の音が聞こえたものです。幼い頃の記憶が甦ってきてとても懐かしい思いがします。古民家はいいですね。

 また、庭に樹木や芝生を植えてあるので、照り返しが無く、涼しいです。ただし、今回の夏は余程暑かったのか、庭に植えてあったヤマボウシやハナミズキの葉が日に焼けて枯れ落ちてしまいました。今やっと小さな葉が芽を出して、再生しようとしています。

donguri
どんぐり

 東京では、日中の電力需要が増えて供給量を越えるのではないかと心配されましたよね。これからの時代は本気でECOに取り組んでいかないと、猛暑の夏が来る⇒電気の使用量が増える⇒発電所で二酸化炭素排出量が増える⇒地球温暖化が益々進む という悪循環に陥ってしまいます。
 
 今年の夏は豪雨による浸水やがけ崩れ、河川の氾濫など、災害も多かったですね。沖縄でも、国際通りの一部で道路が冠水し、数百軒に及ぶ浸水被害がありました。琉球王朝時代の風水師は、首里城や玉陵、崇元寺王廟の風水を整えたり、治山、治水、港湾整備、道路計画、集落配置など土木計画的な仕事をしていました。特に有名なのは三司官にもなった蔡温です。風水理論を用いて羽地大川を改修し、大きな成果を挙げたことで知られています。

 今年に入って、那覇にある安里川が工事中の蔡温橋付近から度々氾濫し、逆の意味で蔡温の名前が有名になりました(この橋は蔡温が設計したものではありません。氾濫の原因は想定以上の雨量と現在改修工事中の蔡温橋の補強鉄材が川幅を狭くし、なおかつそこに流木などのゴミが引っかかって川の流れを妨害して氾濫したと考えられます)。

 蔡温の行った風水は、その字のごとく、風と水とを制御し、生活に役立たせるための方策でした。それは同時に台風常襲地帯に欠かすことのできない災害対策でもありました。急な崖や川筋に近い場所、低地や湿地は風水が悪いとして集落を移転させました。山や屋敷の周りには植林を奨励しました。福木の屋敷林は暴風から住宅を守るだけでなく、火災の延焼を防ぐ役割がありました。建物の背後を高くし、前面を低く整地することで、敷地の外に雨水をすみやかに排水し、湿気が溜まりにくいようにしました。

 昔も今も、家を建てるということは人生の一大事ですよね。だからこそ、施主は住宅を建てる際の吉凶を気にかけます。災いを避け、福が訪れる家というのは、風水のよい家であると同時に災害に強い家であるとも言えるでしょう。

 そういえば、先日フジテレビのスタッフの方から電話取材がありました。首里城の紹介をするときに、首里城の風水について取り上げたいということで、立地や建物の向きなど、風水的意味を教えてくださいということでした。また、斎場御嶽のパワースポットについてもいろいろ尋ねられました。どんな番組なのか、テレビでは誰がこの情報を解説するのかもよく知りませんが、沖縄の風水を知るきっかけになればいいと思い、快く教えてあげました。読者の皆さんも、いつかフジテレビで沖縄の風水についての番組を見ることがあるかもしれません。

【イベントの案内】
(1)琉球風水講習会 in 松江
 「簡単にできる風水開運法 第一回:風水の基本」
  日 時:9月24日(振替休日)14:00 〜 16:00
  場 所:松江市市民活動センター(STICビル)505研修室
      島根県松江市白潟本町43番地
      駐車場は隣接の市営白潟駐車場をご利用下さい。
    (※駐車券を2階受付に出すと割引券がもらえます) 
  講習費:3000円
  主 催:アトリエ・カーサ
  申込先:稲田 mayuryu.pooh2007@ezweb.ne.jp

(2)インテリア風水講演会 in うるま市
 「幸せを呼ぶインテリア風水」
  日 時:10月6日(土)14:00 〜 16:00
  場 所:ひが家具・具志川店3階
      沖縄県うるま市江洲398番地
      ひが家具第一・第二駐車場をご利用下さい
  講習費:2000円(人数に限りがありますので予約下さい)
  主 催:ひが家具ハピネス倶楽部
  申込先:ひが家具・具志川店 TEL098-973-5937

(3)和来龍風水講演会 in うるま市
 「インテリア風水開運法」
  日 時:11月3日(土)14:00 〜 16:00
  場 所:ひが家具・具志川店3階
      沖縄県うるま市江洲398番地
      ひが家具第一・第二駐車場をご利用下さい
  講習費:2000円(人数に限りがありますので予約下さい)
  主 催:ひが家具ハピネス倶楽部
  申込先:ひが家具・具志川店 TEL098-973-5937

【今後の和来龍沖縄滞在予定】
 下記の日程で沖縄に滞在します。
沖縄での業務を依頼される場合には、hoshi@ryukyunosato.comにメールをお願いいたします。

(1)9月29日(土)〜10月9日(火)
(2)11月1日(木)〜11月11日(日)

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