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::: 日御碕神社遷宮式典 :::

2007/04/20

hinomiya
日御碕神社『日沈の宮』を守る聖獣

 4月15日(日)は国の重要文化財に指定されている日御碕神社(ref.)の遷宮式典に出席してきました。境内では奉納神楽もあって賑わっていました。

 この神社は同じ境内に本社が二棟別れて建っていて、出雲でもめずらしい配置になっています。高台に建つ上ノ宮(かみのみや)は神の宮とも呼ばれ、素盞嗚尊(すさのおのみこと)をお祭りしています。下ノ宮(しものみや)は日沈の宮(ひしずみのみや)と呼ばれ天照大御神(あまてらすおおみかみ)をお祀りしています。

 建物の朱色や色とりどりの装飾がとてもきれいな神社です。出雲ではあまり見かけない建物ですので、エキゾチックな感じがして子供の頃から大好きでした。華やかさの理由は、徳川三代将軍家光公の勅命により、日光東照宮建立の翌年から幕府直轄工事として建立されたためで、桃山時代の面影を残す権現造りとなっています。日光東照宮に近い感じがしますよね。

 数年前の台風により日沈の宮の屋根が傷んだこともあり、昨年は改修工事が行われていました。その際、一時的に天照大御神さまは神の宮に移っておられましたが、この度改修工事が終わり遷宮式が執り行われました。

ref.

 出雲と言えば出雲大社が有名ですが、出雲大社からもう少し島根半島の先まで足を延ばせば、日御碕神社や日御碕灯台があります。風光明媚な場所で、大山隠岐国立公園にも指定されています。日御碕神社から歩いて海岸に出れば、経島(ふみしま)がすぐそこにあります。そもそも天平時代に「伊勢大神宮は日の本の昼の守り、出雲の日御碕清江の浜に日沈宮を建て日の本の夜を守らん」ということで日沈の宮が建てられたのは経島でした。出雲にいらっしゃった際には、是非一度訪れてみて下さい。

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日御碕神社遷宮祝奉納神楽


 さて、沖縄滞在中の4月はじめに『うちなあ点描』を掲載している『かふう』の伊芸編集長と私の原稿に素晴らしいイラスト版画を描いて下さっている沖縄芸術大学講師の長浜美佐子先生にお会いしました。
 「正直なところ、私の原稿に対する読者の反応はどうでしょうか? 沖縄の読者の役に立っていますかねぇ?」と伊芸編集長に尋ねてみました。すると、「反応はまずまずだと思います。『うちなあ点描』ではあまり風水色を出さないで欲しいと和来先生にお願いしたのですが、読者は風水の話のほうが知りたいようです。特に新年号の琉球風水特集の反響は良かったです。沖縄では風水に対するニーズは多く、アンケートを取ると風水の話を載せて欲しいという要望が結構あるのですが、風水の先生によって内容が異なるようで…、何分難しい分野なので…」。ということでした。

 確かに公共性が高くなればなるほど、公平性が求められるようで、A先生の風水を載せれば意見の違うB先生やC先生の風水も載せないとということになりかねません。そのうち読者は誰の風水を信じてよいのかわからなくなってしまいますよね。「編集長も大変だなー」と心中を察しました。

 長浜美佐子先生とは今回初対面でした。これまで作品だけは見てきました。黒の色使い、赤や緑の配色、力強い線と繊細な線の多様さにとても惹きつけられます。作品からは手仕事の感覚が強烈に伝わってきます。繊細な方かなと思っていましたら、ニコニコと愛想が良く、明るくのんびりした感じの方でした。新聞や雑誌にも時々作品が出ていますので、長浜先生の名前を覚えておいて下さいね。

【お知らせ】
1、和来龍のコラムが琉球新報『かふう』うちなあ点描に毎月執筆掲載中!
 昨年10月より、琉球新報朝刊と一緒に毎週金曜日に発行される住宅情報誌『かふう』のうちなあ点描に毎月コラムを執筆しています。4月は本日4月20日発行の『かふう』第81号に掲載されています。本土のお花見と沖縄の清明祭について書いています。関心のある方はご覧になって下さい。来月は5月18日(金)掲載予定です。

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『かふう』第81号(4月20日発行)うちなあ点描 

2、 沖縄での琉球風水講演会と勉強会のご案内

(1)『琉球風水勉強会・初級第一回講座「運勢判断の基本」』

   日時:6月9日(土)15:00〜17:00
   場所:たじま屋本店3階(沖縄市一番街)
      ※駐車場は一番街パーキングをご利用の場合は無料
   対象:琉球風水入門コース受講者(初めての方は要相談)
   受講費:5,000円(資料代含む)
   申込み先:たじま屋098(937)8118
       または(有)ふたば info@ryukyunosato.com

(2)『簡単に出来る琉球風水開運法』

   日時:6月16日(土)13:30〜15:30
   場所:ホテルロイヤルオリオン(旧西武オリオン)
      那覇市安里1-2-21 TEL098(866)5533(代)
      ※ 300台収容無料駐車場有
   対象:一般
   受講費:3,500円(コーヒーまたはソフトドリンク付)
   問合せ・申込み先:(有)ふたば info@ryukyunosato.com

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::: 2007年4月の風水開運法 :::

2007/04/13

yaezakura
八重桜

 子供の春休みに合わせて3月末から4月初旬まで沖縄に滞在していました。私が沖縄にいることを聞きつけて、住宅設計の相談をされる方も何名かありました。沖縄に住んでいた頃は、仕事の依頼が多く、どうしてもスケジュールが取れず、お断りすることもよくありました。沖縄を離れて二年近くになりますが、まだまだ私の琉球風水へのニーズが多い事を改めて感じました。出雲での生活も落ち着いてきましたので、6月をめどに沖縄での風水講演会や勉強会、個人相談を本格的に再開することにしました。6月にはホテルロイヤルオリオンで風水講演会を予定しています。詳しい内容は後日ご案内いたします。
 今月から毎月の風水開運法なども再開していくつもりですので、読者の皆様よろしくお願いいたします。

 4月は春の陽気に誘われて、草木が芽を出し、花咲かす季節です。また、入学式や入社式など新しい出会いや出発の時でもあり、街中に新鮮でフレッシュな気が溢れます。学校では桜が新入生を歓迎してくれます。
 今年は暖冬の影響で桜の開花が早くなった地域と逆に遅くなった地域があるようです。それだけでなく、気象庁のデータ入力ミスで、桜の開花予想が二転三転しました。日本人にとって桜が何時咲くのかは、とても大切なこと。桜の花は一斉に咲いて、散ります。華やかさとはかなさに日本人は人生を重ね合わせるのでしょう。桜の花はウエットな日本人の感覚にピッタリ合っているように思います。
 
 私が設計会社に入社した年、新入社員の最初の大仕事は公園に行って、お花見の場所を確保することでした。ライトアップされた夜桜を眺めながら食事をし、お酒を飲んで、歌い楽しみました。お花見には不思議な魔力があるようです。桜の花の華やかさと酒酔いのせいなのか、だんだん心の垣根が無くなって、人と人との距離がぐっと近くなるようです。同僚や上司とも打ち解けて盛り上がるだけでなく、隣近所のグループとも一緒にお酒を酌み交わしながら、自然に仲良くなります。お花見は日本人にとって大切な行事ですね。

 桜だけでなく、春の花を眺めていると生命の喜びを感じ、心が洗われるようです。気分転換をして心身をリフレッシュできます。花を愛でることは最高の風水開運法と言えるでしょう。今年は二黒土星が回座する丁亥の年。二黒土星は畑の土のイメージがありますから、花壇やプランター、鉢に季節の花を植えて、自宅でガーデニングすると吉運アップです。

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アイリス

 二十四節気では4月5日が「清明(せいめい)」となります。清明とは「清浄明潔」を略したもので、春先のきよらかで生き生きした様子を表しています。この頃になると、陽光が増して、全てのものがキラキラと美しく輝いて見えるから。自然は、みずみずしい生命力と明るい生気に満ちてきます。そのためでしょうか、春の花を眺めていると生命の喜びを感じ、ウキウキしてきます。

 4月から5月にかけて、沖縄では、「清明祭(せいめいさい)」と呼ばれるお墓参りの行事があります。家族や一門が、先祖のお墓に集まり、先祖祭りを行ないます。各家庭ごとにお酒やお重の料理をお墓に供え、そのお下がりをいただきます。こうして、先祖の恩恵と守護をいただいて家内安全、健康長寿、子孫繁栄を願います。琉球王朝時代末期に中国から伝えられた行事ですが、今では沖縄の習俗として定着しています。
 しかし、最近は春の陽気の中で、親類が集まってのピクニック的な行事になりつつあるようです。墓前で一緒にランチを食べながら、近況報告をしたり、三線を弾いたりして和気あいあいと楽しい時間を過ごします。
 もともと中国でも、清明の時期には、行楽を兼ねてあちこち巡礼し、自然の気を浴びて英気を養ったようですから、この時期に、野山で過ごすのは風水的にも吉と言えるでしょう。

 今年に入って、「千の風になって」という歌が話題になっています。「私のお墓の前で泣かないでください そこに私はいません 眠ってなんかいません …」で始まる変わった歌詞は、死んだ人から生きている人に向けたメッセージとなっています。

 新井満氏が『Do not stand at my grave and weep』という英語詩を日本語訳して曲をつけたそうですが、原作者は不詳となっています。この英語詩を読むと、「死んだ人は決してお墓の中で眠ってなんかいませんよ。風や光、鳥、星、雨、雪、花など自然のありとあらゆるものと一体となって、あなたがたの身近にいて見守っていますよ。死んではいません。永遠の命となってそばにいるのですよ」というメッセージが伝わってきます。大切な人を失った人たちにとってはとても勇気づけられる歌ですね。あるテレビ番組では、身近な人の死をなかなか受け入れられない人たちの癒しの歌として紹介されていました。

 沖縄の清明祭は、お墓に先祖がいると考えて行われているわけですが、そこには悲愴感がありません。お墓の前で楽しく過ごしている人たちの姿を見ていると、温かくほほえましい気持ちになってきます。ウチナンチュ(沖縄人)の信仰は自然崇拝と祖先崇拝とよく言われます。命は自然の中からやってきて母の体に宿り、死ぬと命は自然の中に帰っていくという考え方が根底にあるようにも思えます。お墓は儀礼的なものとして大切にしながら、死者の魂の行く末については「千の風になって」と通じ合うものがあるのかも知れません。理屈をあまり深く考えないのがウチナー流です。お墓の前で親類縁者が仲良く、楽しく過ごすということが、死者に対する最高の供養であると感じ実践しているのが沖縄の清明祭なのだと思います。

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沖縄の清明祭風景

 さて、4月20日は「穀雨」となります。「穀雨」は百穀を潤す春雨のことをいい、田畑を潤して穀物などの種子が成長するのを助けます。いよいよ春から夏に向かう時期に入っていきます。

 今月の吉日は4月19日(木)です。
 今月のラッキーカラーは赤、紫、ピンク。ラッキーグッズはアロマロウソク、電気スタンド、クレープ、桜餅、季節の花など。

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