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::: 宮古島での講演 :::

2006/02/14

伊良部島
伊良部島

 2月10日は宮古島で初めての風水講演をしました。
 4年ぶりの宮古島の海はとてもきれいで、伊良部島にも船で渡りました。

講演の主催者は儀間真智子さんです。儀間さんはご主人の転勤で宮古島に移住して2年、家族そろって宮古島で生活されました。

普通は本島に自宅があり、子供が学校に通っている場合には、ご主人だけで単身赴任されることがほとんどです。しかし、儀間さんは家族が一緒に過ごすのが一番大切ということで、宮古島に移住されたのです。この2年間で、子供たちは豊かな自然の中で伸び伸びと育ち、それまでに見たことの無い一面を見ることができたそうです。また、初めての宮古島で、親切にされたり、素晴らしい人たちと出会うことができ、たくさんの良い思い出ができたそうです。

 今年の3月、ご主人の転勤により沖縄本島に帰ることになり、宮古島への恩返しの気持ちで、風水講演と絵本「りゅうきゅうのはなし」の読み聞かせとコンサートを企画して下さいました。

 私たち家族は儀間さんが沖縄本島にいらっしゃるときから、いろいろお付き合いがありました。儀間さんから宮古島での講演とコンサートの依頼を受けた時、儀間さんの宮古島の人たちへの感謝の思いを聞き、喜んで引き受けることにしました。

 宮古島の天気は曇り、気温は20度ぐらいでした。気候は沖縄本島とさほど変わりませんが、高い山が無いため台風の風はきついようです。雨も少なく、水不足になりやすいため、地下ダムが作られています。宮古島では昔から「クイチャー」と呼ばれる雨乞いの儀式や踊りが伝えられていて、現代でも宮古島を代表する伝統芸能となっています。講演に先立って私達は、まず宮古島を代表する聖地・はりみず御嶽に行き、挨拶をしました。

はりみず御嶽
はりみず御嶽

 最近の宮古島の話題といえば、プロ野球オリックスのキャンプ地として有名ですね。今年は清原選手や中村 紀洋選手がオリックス入りして、2月から報道陣やプロ野球ファンで賑わっていました。私が宮古入りした2月10日はシアトル・マリナーズのイチロー選手や大魔神佐々木氏も宮古入りした日でした。佐々木氏とは宿泊ホテルが同じでした。ホテルの入り口で「車から大きな人が降りてきたなあ」と思ったら大魔神佐々木氏でした。私たちは講演会場に移動するため急いでいましたので、気づきながらもそのまま通り過ぎました。

 宮古島でのはじめての講演会は平日の昼間にもかかわらず50名を越えるお客様がありました。当初は主婦を対象とした「2006年の開運法と琉球風水を生かした幸せ体質になるための奥義」という内容で講演を考えていました。しかし、主催者から男性の予約も多く入っていて、住宅に関することが聞きたいようなので、講演内容を変えて欲しいという要望がありました。そのため、講演の始まりに、どんな話が聞きたいのかをお客様に聞いて、それに合わせて話をしました。

 お客様からは、
風水と家相との違いは?
琉球風水と風水はどう違うのか?
本を書いた先生によって風水の内容が異なるのは何故か?
トイレは必ず北西でなければならないのか?
などの質問がありました。

 およそ4,000年前に中国で生れた風水の考え方が、東アジア諸国に伝わる過程で、それぞれの地域の自然環境や伝統文化、宗教などと出会うことによって独自に変化したために、各地域で風水に違いが生じてきた。沖縄の風水は主として中国・明、清の頃に中国から琉球王国にもたらされたものと日本から陰陽道や密教としてもたらされた内容が混在しており、中国風と大和風の折衷的な要素がある。シーサーや石敢當、ヒンプン、亀甲墓、御嶽信仰などに沖縄の風水が見られる。特に琉球王朝時代に蔡温が行った風水を基本にした風水を和来龍が「琉球風水」と呼ぶことにしたというお話をしました。

 風水や家相では基本は同じでも、先生によって解釈の仕方が異なったり、各先生の現場経験、新しい発見や科学的内容を追加していくことで、内容が変化していくという話をしました。すなわち、○○先生の風水と考えたほうがよく、自分が共感できる、素直に信じれる先生の風水を実践するほうが良い結果を生むという話をしました。

 また、屋敷の東、すなわち太陽が昇る方位には汚れたものを置いてはならないなど、宮古島での家の建て方には沖縄本島と同じような決まり事があるようです。ただし、トイレは必ず北西でなければならないというのは偏った考え方です。沖縄では北西だけでなく、西や北にもトイレを作りますし、本土では東や東南にトイレを作っても問題ありません。

 家を建てる時には、夏や冬、台風の風がどのように吹くのか、雨水はどこに流れていくのか、朝日や西日、南からの光はどこから射し込んでくるのかなど、敷地環境をよく調べることが一番大切なことです。風や水、日光の動きや生活動線などを考慮して間取りを決めるべきです。そのために方位を調べるのであって、「トイレは北西」が決まり事であるべきではありません。

 宮古島の人たちは、私達をとても温かく迎えて下さいました。そして、講演を聞いて和来龍の風水グッズを買った翌日、すぐに素晴らしい効果があったという嬉しい報告もこの宮古島でいただきました。
 夜のコンサート、宮古島の人たちとの暖かなふれあいなどについては後日書きましょう。

宮古島
宮古島

 さて、下記の講演会があるため明日2月15日〜22日まで、また沖縄に入ります。この講演では沖縄での家造りの基本をお話します。

風水講演会:「これから家を建てる方のために」  
日 時:2月19日(日)14:00〜16:00
場 所:琉球新報住宅展示場アワセベイ
入 場:無料

 日程に少し余裕がありますので、沖縄本島在住の方で、この間に風水調査や図面のチェックなどを希望される方は
info@ryukyunosato.comにメール下さい。

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::: 沖縄での風水講演 :::

2006/02/09

海
沖縄

 新暦の2月3日は節分でした。沖縄でも本土でもあちこちで豆まきがあったと思います。
沖縄では国際通りで、商店会の年男たちによる豆まきがあり、にぎわっていました。

沖電
第6回リフォームフェアー

2月4日と5日沖縄電化リフォームの会主催の第6回沖縄リフォームフェアーで風水の講演をしました。
この日の沖縄の天気は曇り、気温は15度ぐらいでしたが、風があって沖縄では寒いほうでした。それでも、気温が一桁から氷点下の本土からすれば暖かいですよね。
 
 フェアー開催の前にエイサー隊が明るく元気な踊りと太鼓を披露してくれました。
出雲でも伝統芸能がありますが、神楽や巫女舞が中心なので、無表情で静かに踊るという感じです。それに比べると沖縄のエイサーはなんと表情豊かで明るいことか。

 講演内容は「沖縄の家造り」についてでした。出雲に帰郷して感じることは、出雲では「風水」という言葉になじみが薄く、中国のものとか、インテリアの色を選ぶときに用いる知識程度にしか理解されていないようです。

 しかし、沖縄では風水(沖縄ではフンシーと呼びます)と言えばほとんど知らない人がいないというほど、家を建てるときに考慮します。
琉球王朝時代には首里城も都市計画も治水かんがい、土木、植林事業も全て風水思想にしたがっていました。特に、中国の明や清の時代には琉球国王が留学生を中国に送り、積極的に風水を学ぶことを奨励しました。そのため、琉球は国策として風水が導入されたいきさつがあり、現代でも多くの人がフンシーと呼んで大切にしています。

 沖縄での風水師としての仕事は、まず土地選びからはじまります。これから住もうという土地が良い土地なのか、悪い土地なのかを見極めることが、その人や子孫にとって、とても大切なことだからです。良い土地に住めば健康で長生きできるだけでなく、仕事や財にも恵まれて、子孫が繁栄すると考えられています。

 沖縄での理想的な土地は、南から南西に開けていて北や北東に小高い山や丘があるという地形です。これは、沖縄本島の地形が北東−南西軸に山や丘陵が連なるという特徴からきています。「背後を山や森で守られ、前面には平野や海が広がる」という風水思想にも適っています。

 この講演会ではプロジェクターによって写真や図面を使いながら説明しました。風水の基本である陰陽や木・火・土・金・水の考え方もお話しながら、沖縄の自然環境にマッチした家造りについてわかりやすく実例を交えてお話しました。
 沖縄の住宅が福木などの植栽でなぜ屋敷囲いをしていたのか?地域の御嶽(うたき)や聖地に木を植えてその空間を守ったのはなぜか?
門や玄関の開け方が沖縄ではとても重要視されているのはなぜか?
吉相となる門や玄関の配置や方位はどのようにして決められているのか。
トイレや浴室の水周りやキッチンの配置に気を使うのはなぜか?
水周りを配置して吉となる方位、凶となる方位はどのようにして決められているのか?
床の間、仏壇の吉相となる配置?
住宅地として良い土地、悪い土地の見わけかたは?
などの疑問には風水から答えが見えてきます。
沖縄の良き伝統であり、風水に適った建造物である久米島の上江洲家の間取り図や写真を交えながら、伝統住宅の間取りとそこに施された風水術を解説しました。

講演会
琉球風水講演会

また、出雲大社や出雲の伝統的な民家の間取りなども紹介しながら、沖縄と出雲との違いについてもお話しました。
出雲の伝統住宅は田の字型住居が基本で、大国柱が特徴的です。出雲平野は、北に小高い山、南になだらかな丘陵、東には宍道湖、西には日本海につながる海浜に囲まれていて、西〜北西にかけての冬の季節風が強い地域です。そのため、主屋は南向きを主として建てられており、西や北西には高い植栽を植えます。江戸時代まではマテバシイの木や栗の木などの常緑樹が植えられていたようですが、江戸時代頃から黒松の木に変わったようです。黒松の防風林は築地松と呼ばれて出雲平野の伝統住宅の特徴となりました。

陽のエネルギーが強く、中国との深いつながりのある沖縄と陰のエネルギーが強く、古い日本文化の残る出雲の伝統住宅を比較することで、住まいとは地域の自然環境と調和して住むことであるということが具体的にわかってきます。

明日からは宮古島に行きます。宮古島での初めての講演会ですが、どんな人たちと出会えるかと思うとワクワクします。

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